まあ,注意というか,私のモヤモヤが晴れたという話ですが.
LyX で新規文書を作成したとき,いつもタイプセットエラーになっていました.
- LyX は $\LaTeX$ のフロントエンドで,$\LaTeX$ 文書をワープロっぽい GUI で編集できます.
文書内で整形済参照を使ってないときにエラーが出るというのは突き止めていました.
また,別途 refstyle を常に読み込んでおけば,(整形済参照を文書内で使っていない場合でも)エラーは出ないということも試行錯誤の中でわかっていました.
LyX が自動で refstyle 読み込んでいるはずなのに,これは何かのバグに違いないと思い込んでいて,二重に読み込むことで何かを回避しているのだろうと漠然と考えていました.
んで,LyX の吐き出すプリアンブルを見ながらテスト文書を編集していたのですが,整形済参照の有無で,一瞬 LyX のプリアンブルが動いたように見えたのです.
もう一度確認すると,\usepackage{refstyle} の一行が現われたり消えたりしているではありませんか!
おお!そういうことか!
てなわけで,LyX の新規文書でタイプセットエラーが起こる理由が
- 文書内に整形済相互参照が使われていないとき,LyX は refstyle を読み込まない.
という点にあることがやっとわかったのでした.
文書内に整形済参照を記述した瞬間,プリアンブルに refstyle が現われるって,なんという超絶動的仕様!
そりゃ refstyle 読み込まずにプリアンブルに整形済相互参照の設定書いたらエラーになりますわなっていう.
refstyle を二重に読込まないとダメとはおかしなことになってるなとは思っていましたが(苦笑
教訓)LyX で整形済参照を使うときは,LyX 任せにせずに自分で refstyle を読み込みましょう.
それでは,そういうことで.
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