タイトルだけ見れば,準備編と何が違うんだという話.
以下に挙げる本は,数学を始める前に読むというよりも,手元に置いておいて,必要に応じて読み返すという使い方になるだろう.
まずはこれから.
今回紹介する三冊の中では,もっとも初学者向けだと思う.
「第1章 数学語」では,数学でよく使われる用語・言い回しについて,それぞれ手短にまとめられている.
次に紹介するのがこれ.
「すべての〜・任意の〜」に関する詳しい解説がある.
私の「すべての〜・任意の〜」に対する感覚は,中島さんのそれと(多分)同じである.
「すべての・任意の」は「∀」の読み下しに過ぎないから,「∀」を連想できる用語・表現なら,私はそれほど気にしないという立場だ —— といいつつ,微妙に気にはしていて,その感覚が中島さんのそれと(多分)同じということである.
三冊目はこれ.
— タナカ@数学で行こう (@MathTanaka2017) 2018年3月7日
「第6章 述語と数学的論証」中でも「6.3 『ならば』型の命題の証明」は参考になる.
この本がなければ,今も「ならば型命題の証明」に関しては勘違いしたままだったかもしれない.
他にも色々あると思うが,私がよく参照するのは上記三冊だ.
これらの本に書いてあること —— 数学語・表現など —— は,「すうがく徒・数ぽよ」 の共通認識事項として知っておいた方がいいと思う.
次回は,
- 数理論理
になるだろうか.
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